在ることとはどういったことなのか
わたしを含めたすべてのことたち
探るべく私は筆と絵具を持つ
対象はいつも日常に転がっている。
視ることと、描くことにこれほどまで差があるのか。
常にその圧倒的な存在感にやられてしまう。
出口のない迷路のように無限ループの世界に落ちていく。
自分の存在を消して対象に迫らなくてはならない。
一切の感情を捨てそのモノの本質に迫ること。
矛盾しているようだがそれが私にとっての自己表現であり、存在を形にすることである。
「何が描かれているか」ということよりも、「対象の持つ美しさを表現すること」よりも何よりも、確かにそこに『在る』という普遍的事実を表したい。または、体験したい。